日本陸軍製造年月判明機一覧

九一式戦闘機

最終更新日 2020.07.26

機体番号	機種	製造年月	製造所	記事
107	NC型	昭和六年一月	中島飛行機製作所	絵葉書
114	九一式戦闘機一型	昭和七年二月	中島飛行機	愛国3「小布施」号、当時のブロマイド
116	九一式戦闘機一型	昭和七年二月	中島飛行機
117	九一式戦闘機一型	昭和七年二月	中島飛行機	愛国7「群馬」号。
120	九一式戦闘機一型	昭和七年三月	中島飛行機
125	九一式戦闘機一型	昭和七年三月	中島飛行機	愛国13「石川」号。
129	九一式戦闘機一型	昭和七年三月	中島飛行機	愛国18「第十師団山陰」号、当時のブロマイド
130	九一式戦闘機一型	昭和七年四月	中島飛行機
131	九一式戦闘機一型	昭和七年七月	中島飛行機	昭和11年12月、廃航空兵器処分の件（JACAR-Ref.C01002170600）から。
140	九一式戦闘機一型	昭和七年六月	中島飛行機	愛国24「三井鉱山」号、当時のブロマイド
153	九一式戦闘機一型	昭和七年八月	中島飛行機	後に、愛国58の継承機。昭和11年3月7日、ハイラル南方地区にて、突如、水平錐揉みに入り墜落、地面に衝突。使用総時間、517時間。
162	九一式戦闘機一型	昭和七年八月	中島飛行機	愛国52「新潟縣」号、当時のブロマイド
	九一式戦闘機一型	昭和7年8月	石川島飛行機製作所	愛国48「佐賀」号、当時のブロマイド
173	九一式戦闘機一型	昭和七年九月	中島飛行機	愛国50「熊本」号、当時のブロマイド
176	九一式戦闘機一型	昭和七年九月	中島飛行機	愛国60「金鵄」号、当時のブロマイド
180	九一式戦闘機一型	昭和七年十月	中島飛行機	愛国62「満洲」号
201	九一式戦闘機一型	昭和七年十一月	中島飛行機	絵葉書
237	九一式戦闘機二型	昭和八年一月	中島飛行機	所沢航空発祥記念館所蔵機
238	九一式戦闘機一型	昭和八年一月	中島飛行機
252	九一式戦闘機一型	昭和八年二月	中島飛行機
285	九一式戦闘機一型	昭和八年三月	中島飛行機	十六連隊機。昭和11年1月29日午前9時25分、5機編隊の3番機として牡丹江飛行場を発し、雪中を飛行中の午前10時45分の哈爾省東方60km層句子駅上空に於いて、油槽空気抜孔凍結により、突如プロペラが停止、不時着するも地面の凹凸により両脚を破損。昭和11年3月17日、関東軍野戦航空廠長名で廃兵器検定され、再用部品採取の上、軍にて処分と決定。総使用時間、139時間。
287	九一式戦闘機一型	昭和8年1月		昭和11年9月30日、満洲航空において、修理完成。同年10月7日、関東軍野戦航空廠にて益子都賀三郎曹長による試験飛行時、錐揉みからの回復時に高度を失し、墜落。同年12月26日、関東軍兵器部長名で廃兵器検定。
328	九一式戦闘機一型	昭和八年八月	中島飛行機	飛行第十一連隊機。昭和11年2月20日午前8時10分頃より格納庫前において発動機余熱をはじめ、その終了後の8時50分から発動機試運転の際、プロペラ数回転後に「ポン」という異音とともに逆転し気化器に引火、消火拳銃にて消化。第一、第二円框体間「ジュラルミン」板焼損、中央翼羽布焼損。総使用時間130時間43分。尚、飛行第十一連隊長名の兵器毀損理由書には「九一式戦闘機機体一型」とあるが、写真には金属プロペラがついている。回転方向が木製プロペラと同じに見えるため、１型の金属製プロペラ装着機か。
330	九一式戦闘機一型	昭和八年八月	中島飛行機	愛国90「第二千葉」号の継承機。昭和11年1月29日、耐寒訓練終了後、原隊に復帰するため午前8時30分に八面飛行場を離陸、牡丹江飛行場を経由した午前9時35分、「スルスルと」発動機が停止、再始動できずに不時着し、転覆。原因は、「タンク」空気抜孔の凍結閉塞。昭和11年4月24日、関東軍兵器部長名で廃兵器検定され、再用部品採取の上、軍にて処分と決定。総使用時間、252時間。
332	九一式戦闘機一型	昭和八年八月	中島飛行機	昭和12年4月12日、関東軍野戦航空廠長名で廃兵器検定され、再用部品採取の上、売却と決定。使用総時間 285時間。
371	九一式戦闘機一型	昭和八年十一月	中島飛行機	昭和12年1月10日、関東軍野戦航空廠長で廃兵器検定され、再用部品採取の上、売却と決定。使用総時間 314時間。
506	九一式戦闘機一型	昭和7年10月	石川島飛行機製作所	下志津陸軍飛行学校の絵葉書
512	九一式戦闘機一型	昭和7年10月	石川島飛行機製作所	『陸軍写真帖』
	九一式戦闘機一型	昭和7年11月	石川島飛行機製作所	愛国78「日清紡」号、当時のブロマイド
564	九一式戦闘機一型後期型	昭和8年7月	石川島飛行機製作所	愛国88「通運」号。
565	九一式戦闘機一型後期型	昭和8年7月	石川島飛行機製作所	愛国90「第二千葉」号。昭和10年5月27日、関東軍兵器部長名で廃兵器検定され、地上教育用に充当と決定。
566	九一式戦闘機一型後期型	昭和8年7月	石川島飛行機製作所
579	九一式戦闘機一型後期型	昭和8年11月	石川島飛行機製作所	愛国93「福岡市」号。
593	九一式戦闘機一型	昭和9年2月	石川島飛行機製作所	飛行第十一連隊機。飛行集団冬季演習参加し、昭和11年2月15日午前7時5分、中隊長僚機として遼源飛行場攻撃のために新京飛行場を出発したが、降雪による視度不良のなか、防塵網に雪が付着したことにより発動機不調となって午前7時40分頃より左右気筒より黒煙を発し、農店南方畑地に不時着。その後復調し飛行を再開するも、再び不調になり不時着。左翼を破損。昭和11年4月9日、関東軍野戦航空廠長名で廃兵器検定され、再用部品採取の上、軍にて処分と決定。総使用時間、218時間。
597	九一式戦闘機一型	昭和9年3月	石川島飛行機製作所	愛国113「産業協働第二」（継承機）。昭和12年1月10日、関東軍兵器部長名で廃兵器検定され、再用部品採取の上、軍にて処分と決定。（使用総時間 278時間）
599	九一式戦闘機一型	昭和9年3月	石川島飛行機製作所	昭和11年2月15日、午前8時45分遼源飛行場攻撃からの帰還飛行中、燃料タンク圧抜きパイプの凍結により、苑家屯南方約3km畑中に不時着・破損。飛行第十六連隊機。昭和11年4月9日、関東軍野戦航空廠長名で廃兵器検定され、再用部品採取の上、軍にて処分と決定。総使用時間、190時間。