九一式戦闘機 500号〜         
No 写真 製造年月 記事 出典
501      昭和7年8月29日、石川島飛行機の一号機として完成、航空本部の瀬戸大尉が試験飛行。「中島製と遜色なし」と、良好な成績。 昭和7年8月31日、東日府下版
503      昭和8年4月30日、関東軍兵器部長名で廃兵器検定され、再用部品採取の上、軍にて処分と決定。 昭和8年5 陸満普791号
505    金属プロペラ 写真
506 昭和7年10月   前期型
 昭和9年9月の下志津飛行学校による、札幌−青森間620km海陸無着陸訓練飛行参加機。
昭和8年5月18日の愛国76「山形」号の命名式に参列。
写真 
507     写真
508    前期型
 愛国73「東京瓦斯」号の写真背景
写真 など
509      昭和9年2月22〜23日の飛行第五連隊による立川−太刀洗間飛行参加機(新聞記事掲載写真)
 昭和11年7月1〜4日の立川飛行第五連隊の第四中隊による西日本連絡飛行参加機(千葉曹長(本村中尉)機)。
 昭和11年8月に予定されていた飛行第五連隊の第四中隊による日満航法演習参加予定機(千葉曹長機)。
東京日日新聞(東京府下版)昭和9年2月24日
昭和11年7月1〜4日
510      後期型、飛行第五連隊機。
昭和10年4月9日に予定されている満州国皇帝奉迎空中分列式の練習の記事に写真掲載
東京日日新聞(東京府下版)昭和10年4月3日
512 昭和7年10月 前期型 陸海空ピクトリアル(73-10)、『陸軍写真帖』
513     写真
517  愛国87「仏立」(継承機)
昭和12年10月1日、関東軍兵器部長名で廃兵器検定され、売却と決定。
昭和12年10月 陸満普837号
527    二型。飛行第一連隊機
533  前期型 飛行第五連隊の写真
534  前期型 飛行第五連隊の写真
535  昭和9年4月15日、立川−京城間飛行の飛行第五連隊の戦闘機二個中隊各5機は午前7時半頃と午前8時に相次いで出発、帰還の途に着いたが、第三中隊斎藤隆夫軍曹操縦の九一式戦闘機(535号)は奈良県内牧村付近の山中に墜落、軍曹は落下傘で無事。残8機は無事立川に着陸。 航空時代 9年6月号
536      昭和11年5月1日、飛行第五連隊第四中隊の編隊戦闘訓練において、午前11時45分、農事試験場上空、高度1,200mにて本村孝治中尉機(553号)と梅津良二郎少尉機(536号)が空中衝突。空中火災を起こした梅津機は少尉による田圃への誘導が行われたが、低高度故、脱出時したが落下傘が開ききらずに重傷を負い、翌日に殉職。 東京日日新聞(東京府下版)昭和11年5月2日
541  前期型。
 愛国111「大学高専」号(昭和9年3月23日、代々木)。
 飛行第十一連隊、臨時派遣飛行隊所属機。昭和11年3月31日、海拉爾飛行場を離陸し「アツスルム」に進出途上、出発後約40分後に滑油温度が上昇しため、不時着を決心。甘珠児飛行場への着陸時、場内に人が居たため着陸復航を試みるも発動機回転数が上がらず、そのまま着陸。積雪吹き溜まりの凸凹により転覆、プロペラを破損
昭和11年9月 陸満密2004号
542  都城凱旋飛行場での写真。
絵葉書
545  昭和11年8月に予定されていた飛行第五連隊の第四中隊による日満航法演習参加予定機(本村大尉機) 昭和11年8月 陸満密第258号
546  昭和9年4月9日に下志津より明野への飛行中に箱根上空で行方不明となった下志津陸軍飛行学校壇上春雄操縦の九一式戦闘機(546号)は、10日、元箱根村北方約1里九頭龍神社付近の谷間に墜落、機体は大破、操縦者は殉職しているのが発見された。 航空時代 9年6月号
547      昭和11年7月1〜4日の飛行第五連隊の第四中隊による西日本連絡飛行参加機(梅川曹長(福山少尉)機)。
 昭和11年8月に予定されていた飛行第五連隊の第四中隊による日満航法演習参加予定機(竹村大尉機)。
東京日日新聞(東京府下版)昭和11年7月1〜4日
549  昭和9年9月13日、青森飛行場で演習中の下志津飛行学校高橋曹長操縦の九一式戦闘機(549号)は、午前8時35分頃、着陸の際転倒、両翼を真っ二つに破損し、高橋曹長は重傷を負った。 航空時代 9年11月号
553      昭和11年5月1日、飛行第五連隊第四中隊の編隊戦闘訓練において、午前11時45分、農事試験場上空、高度1,200mにて本村孝治中尉機(553号)と梅津良二郎少尉機(536号)が空中衝突。本村中尉は落下傘降下して無事。 東京日日新聞(東京府下版)昭和11年5月2日
564 昭和8年7月
石川島
 後期型。
愛国88「通運」号(昭和8年7月26日、代々木)
写真、私製献納記念写真葉書など
565 昭和8年7月
石川島
愛国90「第二千葉」号(昭和8年8月2日、下志津)
昭和10年5月27日、関東軍兵器部長名で廃兵器検定され、地上教育用に充当と決定。
昭和10年6月 陸満普652号
566 昭和8年7月
石川島
 昭和11年7月1〜4日の飛行第五連隊の第三中隊による東日本連絡飛行参加機(高橋特務曹長機)
 昭和11年8月に予定されていた飛行第五連隊の第三中隊による日満航法演習参加予定機(高橋特務曹長)。
飛行第五連隊の写真
570      昭和11年7月1〜4日の飛行第五連隊の第三中隊による東日本連絡飛行参加機(中隊長原田大尉機)
 昭和11年8月に予定されていた飛行第五連隊の第三中隊による日満航法演習参加予定機(中隊長原田大尉機)。
 昭和11年12月14日午前10時半、飛行第連隊第四中隊の松井孝軍曹は、着陸時に15m/s余の突風に煽られ、機首を地上に激突して逆立ち。軍曹は無事。新聞の掲載写真では、方向舵と昇降舵が塗色されている。
東京日日新聞(東京府下版)昭和11年7月1〜4日、同年12月15日、陸海空ピクトリアル(73-10)
579 昭和8年11月
石川島
 後期型
愛国93「福岡市」号(昭和8年12月8日、福岡)
写真 など
580  昭和12年10月1日、関東軍兵器部長名で廃兵器検定され、再用部品採取の上、売却と決定。 昭和12年10月 陸満普837号
584    二型。飛行第一連隊機。 事故写真
585  飛行第十六連隊機。
昭和11年4月1日、仲田義彦航空上等兵操縦の九一戦(585号機)は、空中戦闘演習中に始動受金具取付牝螺(雌ネジ)折損し始動受金具が飛散。プロペラ先端を破損し、発動機に振動を発生したため、不時着するも、その際地面不良のために転覆し、プロペラを破損。(機体破損には至っていない模様)
昭和11年9月 陸満密2004号
588  昭和12年10月1日、関東軍兵器部長名で廃兵器検定され、売却と決定。 昭和12年10月 陸満普837号
590  昭和10年12月4日、関東軍兵器部長名で廃兵器検定され、再用部品採取の上、軍にて処分と決定。 (資料番号不明)
593 昭和9年2月
石川島
 飛行第十一連隊機。飛行集団冬季演習参加し、昭和11年2月15日午前7時5分、中隊長僚機として遼源飛行場攻撃のために新京飛行場を出発したが、降雪による視度不良のなか、防塵網に雪が付着したことにより発動機不調となって午前7時40分頃より左右気筒より黒煙を発し、農店南方畑地に不時着。その後復調し飛行を再開するも、再び不調になり不時着。左翼を破損。
 昭和11年4月9日、関東軍野戦航空廠長名で廃兵器検定され、再用部品採取の上、軍にて処分と決定。総使用時間、218時間
昭和11年4月 陸満普484号、昭和11年9月 陸満密353号
594  昭和12年7月29日、関東軍兵器部長名で廃兵器検定され、再用部品採取の上、売却と決定。 昭和12年9月 陸満普794号
595  昭和11年3月29日、関東軍兵器部長名で廃兵器検定され、再用部品採取の上、軍にて処分と決定。 昭和11年4月 陸満普347号
596  昭和11年2月28日、関東軍兵器部長名で廃兵器検定され、地上教育用に軍において使用と決定。 昭和11年3月 陸満普226号
597 昭和9年3月
石川島
 愛国113「産業協働第二」(継承機)
昭和12年1月10日、関東軍兵器部長名で廃兵器検定され、再用部品採取の上、軍にて処分と決定。(使用総時間 278時間)
昭和12年2月 陸満普112号
598  昭和13年7月4日、関東軍兵器部長名で廃兵器検定され、再用部品採取の上、売却と決定。 昭和13年7月 陸満普202号
599 昭和9年3月
石川島
 昭和11年2月15日、午前8時45分遼源飛行場攻撃からの帰還飛行中、燃料タンク圧抜きパイプの凍結により、苑家屯南方約3km畑中に不時着・破損。
 飛行第十六連隊機。昭和11年4月9日、関東軍野戦航空廠長名で廃兵器検定され、再用部品採取の上、軍にて処分と決定。総使用時間、190時間。
昭和11年4月 陸満普484号、昭和11年9月 陸満密353号