九一式戦闘機 200〜299           
No 写真 製造年月 記事 出典
201 昭和七年十一月
中島
 明野飛行学校の絵葉書セットと思われる一枚に、絵葉書あり。 写真絵葉書
202    明野飛行学校の絵葉書セットと思われる一枚に、絵葉書あり。 写真絵葉書
209      昭和11年7月1〜4日の飛行第五連隊の第四中隊による西日本連絡飛行参加機(熊谷伍長機)。
 昭和11年8月に予定されていた飛行第五連隊の第四中隊による日満航法演習参加予定機(福山中尉機)。
東京日日新聞(東京府下版)昭和11年7月1〜4日
210    昭和9年4月14日、飛行第五連隊の八八式偵察機、九一式戦闘機(第三中隊指揮:中重大尉、第四中隊指揮:松村大尉、各5機づつ)各10機による、立川−平壌間往復3,500km編隊飛行において、午前6時20分頃、往路の愛知県伊良湖岬陸軍射撃演習場付近に第四中隊の浦中直市中尉操縦の九一式戦(210号)が不時着、機体は大破したが中尉は無事。 飛行第五連隊の写真
211      昭和8年9月27日の午後2時35分、飛行第五連隊の福山曹長操縦の九一式戦闘機(211号)が3機編隊から離脱しようと上昇した際、突然、発動機が脱落。機は水平ブリルの状態に陥り、飛行場西2kmの日本電力高圧線に触れ発火しつつ昭和村福島の桑畑に墜落。曹長は低高度ながら、落下傘降下して無事。 東京日日新聞(東京府下版)昭和8年9月28日
213      飛行第十一連隊機。昭和11年5月5日、臨時飛行隊改変により哈爾賓に帰還せんとして発動機始の際、始動受け金具が全損により外れプロペラに衝突、プロペラ破損。
 昭和13年4月19日、関東軍兵器部長名で廃兵器検定され、再用部品採取の上、売却と決定。
昭和13年5月 陸満普175号
217      昭和13年4月6日、関東軍第十二野戦航空廠において関東軍兵器部長名で廃兵器検定され、再用部品採取の上、売却を希望と陸軍航空本部長に照会。 昭和13年4月 関航兵第六〇〇号
223    明野飛行学校の絵葉書セットと思われる一枚に、絵葉書あり。 写真絵葉書
229    二型。 写真
230    二型。
 昭和10年9月、名古屋工廠から中華民国広西省に貸渡された完備8機のうちの1機。
昭和14年9月、支那事変のため回収不能となって、返還免除さる。
昭和14年9月 陸密第1472号
233    飛行第一連隊機。 写真
237 昭和八年一月
中島
 二型、所沢航空発祥記念館の保存機。
胴体に、「17」の数字跡ありの情報もある。(二型の17号機か?)、胴体後方に編隊灯装備機。
昭8年1月20日の検印あり。
写真など
238 昭和八年一月
中島
 飛行第一連隊機。 写真
240      飛行第五連隊機。昭和11年7月1日から実施予定の野外航法訓練記事に、写真掲載。 東京日日新聞(東京府下版)昭和11年6月24日
243  
中島
 愛国77「三越」号(昭和8年5月14日、代々木) 写真など
244  
中島
 愛国85「全国民」号(昭和8年5月14日、代々木) 写真など
245   昭和八年一月
中島
 飛行十六連隊機。昭和11年2月15日午前10時頃、高橋大尉操縦にて苑家屯上空にて気化器の空気取入口の凍結により発動機停止し、不時着。
 昭和11年3月26日、関東軍野戦航空廠長名で廃兵器検定され、再用部品採取の上、軍にて処分と決定。総使用時間、535時間。
昭和11年4月 陸満普384号、昭和11年9月 陸満密353号
252 昭和八年二月  第五連隊機 陸海空ピクトリアル('73-10)
『陸軍写真帖』
253    愛国69「富国」号(昭和8年3月10日、代々木) 写真など
254  
中島
 愛国73「東京瓦斯」号(昭和8年3月10日、代々木)
 昭和8年6月8日、奉天野戦航空廠において試験飛行中に発動機が離脱、墜落大破。(操縦者は無事)
昭和8年7月1日、関東軍兵器部長名で廃兵器検定され、再用部品採取の上、軍にて処分と決定。
写真など、昭和8年6月 陸満普1043号、昭和8年7月 陸満普1286号
255  
中島
 愛国74「山梨」号(昭和8年4月28日、甲府) 写真など
256      飛行第五連隊機。昭和10年4月9日に予定されている、満州国皇帝奉迎空中分列式の練習の記事に写真掲載(記事写真では256?) 東京日日新聞(東京府下版)昭和10年4月3日
257    昭和9年2月23日、飛行第五連隊第2大隊の立川−太刀洗往復航法(23日は帰航)に際して、斉藤軍曹操縦の257号機は、午前11時10分、山口県祝島上空にて発動機停止により、不時着。駆けつけた民間人により救出され、救出した民間人(山口県熊毛郡上關村祝島 大崎久一)に感謝状が贈られる。
 写真は、格納庫形状から、立川での撮影と分かる。
昭和9年4月 陸普2045号
261 昭和八年二月
中島
 飛行第十一連隊、臨時派遣飛行隊機。昭和11年4月11日、海拉爾飛行場において吹流しによる射撃訓練を実施、着陸後の速度が落ちきれていない状態で旋回したたため、V型脚柱を損傷し、転覆。プロペラを破損。
 昭和11年5月、愛国17「岡山」号に261号機を充当し継承。
 昭和12年1月10日、関東軍兵器部長名で廃兵器検定され、再用部品採取の上、軍にて処分と決定。
昭和11年5月1日 飛行第十一連隊「飛十一兵発一三四号」
昭和12年2月 陸満普112号
262  昭和9年1月24日、飛行第五連隊の第四中隊による館山−八丈島往復飛行の新聞記事に、写真あり。
 昭和11年8月に予定されていた飛行第五連隊の第三中隊による日満航法演習参加予定機(荒薪中尉機)
 飛行第五連隊の教育検閲の記事に写真掲載。
昭和11年8月 陸満密第258号
東京日日新聞(東京府下版)昭和9年1月25日付、昭和11年9月20日付
263      昭和9年2月22〜23日の飛行第五連隊による立川−太刀洗間飛行参加機(新聞記事掲載写真) 東京日日新聞(東京府下版)昭和9年2月24日
264    第五連隊第四中隊機 航空情報('70-12)、陸海空ピクトリアル(73-10)
271      昭和11年7月1〜4日の飛行第五連隊の第三中隊による東日本連絡飛行参加機(中川中尉機) 東京日日新聞(東京府下版)昭和11年7月1〜4日
276     写真絵葉書
277  昭和11年8月に予定されていた飛行第五連隊の第三中隊による日満航法演習参加予定機(中川中尉機) 昭和11年8月 陸満密第258号
278    『日本航空機辞典』の九四式偵察機の写真背景。 日本航空機辞典
283     絵葉書
284      昭和15年7月1月〜翌年3月末日まで中央航空機乗員養成所に貸渡された3機中の1機。
 昭和15年12月、各部に歪み等を生じたため、整備教育用に転換。
昭和15年7月 陸普4787号
285   昭和八年三月
(中島)
 十六連隊機。昭和11年1月29日午前9時25分、5機編隊の3番機として牡丹江飛行場を発し、雪中を飛行中の午前10時45分の哈爾省東方60km層句子駅上空に於いて、油槽空気抜孔凍結により、突如プロペラが停止、不時着するも地面の凹凸により両脚を破損。
 昭和11年3月17日、関東軍野戦航空廠長名で廃兵器検定され、再用部品採取の上、軍にて処分と決定。総使用時間、139時間
昭和11年4月 陸満普384号、昭和11年9月 陸満密353号
287   昭和8年1月  昭和11年9月30日、満洲航空において、修理完成。
 同年10月7日、関東軍野戦航空廠にて益子都賀三郎曹長による試験飛行時、錐揉みからの回復時に高度を失し、墜落。
 同年12月26日、関東軍兵器部長名で廃兵器検定。 
昭和12年1月 陸満普48号
ヤクオフに出品された航空時計に添付の拓本
298       『われ等の空軍』
   
石川島
 前期型。
愛国78「日清紡」号(昭和8年5月14日、代々木)
写真など
     
石川島
 前期型。
愛国83「東電」号(昭和8年5月14日、代々木)
『航空70年史』
     
石川島
 前期型。
愛国84「田村」号(昭和8年5月7日、大阪)
写真など
   
中島
 前期型。
 愛国86「産業協働第一」号(昭和8年5月7日、大阪)。
 飛行第十一連隊所属機。昭和11年2月15日、飛行集団冬季演習に参加し、新京飛行場への帰還途中、燃料タンクの空気抜孔の凍結閉塞により発動機停止、大嶺付近に不時着。
『航空70年史』など
   
石川島
 前期型。
 愛国87「佛立」号(昭和8年5月7日、大阪)
 飛行第十一連隊機。昭和11年4月13日、海拉爾飛行場において、空中射撃標的機として吹流しを引いて離陸するも、高度150m付近にて発動機が停止。飛行場に不時着するも、その際、6m/secの横風を受けて転覆し、プロペラを破損。
『航空70年史』、『日本陸軍戦闘機隊』